止水注入工事とは?
止水注入工事は、コンクリートの内部にできたひび割れ(クラック)から水が入るのを防ぐ工事です。 小さな管(誘導パイプ)を通して、ひび割れ部分に止水材や樹脂を注入し、内部で固めて水を止めます。
どんな場所で使われる?
- トンネル
- 地下室・地下構造物
- 地下駐車場
- コンクリート壁・床のひび割れ部
止水注入のメリット
- 外からの施工が困難な場合でも内部から対応できる
- 構造体を壊さず、ひびの中までしっかり注入できる
- 鉄筋やコンクリートを傷めずに補修可能
- 再発しにくい止水が可能
工法の流れ
- ひび割れ箇所の調査・マーキング
- 穿孔(せんこう):注入するための穴を開ける
- 誘導パイプやパッカーを設置
- 止水材または樹脂の注入
- 固化・仕上げ処理
使用する注入材の例
- ポリウレタン系樹脂: 水に反応して膨らみ、すき間を埋める
- エポキシ樹脂: 強度が高く、構造補修向け
- アクリル系樹脂、セメント系なども用途に応じて使用
こんな時におすすめ
地下のコンクリートに水が染みてきている、ひび割れから水が出てくるなどの症状がある場合は、早めの止水注入工事が効果的です。
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