止水注入工事

止水注入工事とは?

止水注入工事は、コンクリートの内部にできたひび割れ(クラック)から水が入るのを防ぐ工事です。 小さな管(誘導パイプ)を通して、ひび割れ部分に止水材や樹脂を注入し、内部で固めて水を止めます。

どんな場所で使われる?

  • トンネル
  • 地下室・地下構造物
  • 地下駐車場
  • コンクリート壁・床のひび割れ部

止水注入のメリット

  • 外からの施工が困難な場合でも内部から対応できる
  • 構造体を壊さず、ひびの中までしっかり注入できる
  • 鉄筋やコンクリートを傷めずに補修可能
  • 再発しにくい止水が可能

工法の流れ

  1. ひび割れ箇所の調査・マーキング
  2. 穿孔(せんこう):注入するための穴を開ける
  3. 誘導パイプやパッカーを設置
  4. 止水材または樹脂の注入
  5. 固化・仕上げ処理

使用する注入材の例

  • ポリウレタン系樹脂: 水に反応して膨らみ、すき間を埋める
  • エポキシ樹脂: 強度が高く、構造補修向け
  • アクリル系樹脂、セメント系なども用途に応じて使用

こんな時におすすめ

地下のコンクリートに水が染みてきている、ひび割れから水が出てくるなどの症状がある場合は、早めの止水注入工事が効果的です。

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